金言−874:今年の夏から危険な暑さ

この夏、遊園地や観光地など暑すぎる職場が話題です。
これからは今年以上に危険な暑さの夏がやってきます。
20代前半、1カ月屋外のプールサイドで仕事をしたことがあります。
就職して最初に配置された職場の最初の夏、宿泊客専用の屋外プールに併設された
軽食喫茶コーナーでウェイターをしました。ものすごく暑い職場でした、屋根のあ
る日陰はキッチンだけで客席は炎天下のプールサイド、サービススタッフは無帽、
サングラス無しの職場です。日陰はあっても休む暇はありません。熱中症、日焼け
、紫外線による目の被害など、当時は不問でした。セクハラもパワハラも長時間労
働もデフォルトでした、従業員に業界水準の賃金を支払える会社はみんなブラック
企業の資格を満たしていました。炎天下で働くスタッフは自己責任で水分補給しま
す、会社は従業員の生存本能にまかせています。それで事故も訴訟も無し、もちろ
ん労基署の出番はありませんでした。だれも体調を崩すことなく、元気に日焼けし
ていました。日焼けを嫌う職場で炎天下でスタッフが働く職場であるプールが営業
中というアピールになりました。

その後、本社スタッフとして年2回の事業所研修としてある夏、広大な敷地にある
巨大な屋外プールで1週間ほど働きました。あるJRの駅から事業所まで大渋滞の国
道を、歩いてもバスに乗っても40分はかかりました。それだけ人気があるというこ
とで、お約束の真夏の風物詩でありました。

生ビールのテントで2~3日研修としてアルバイトと同じシフトで働きました。そこ
でこの事業所の限界を知りました。売上が頭打ちです。駐車場に収容できる車両数
に限りがあります、プールを利用できる人数も限りがあります。雨、台風で休業で
す。生ビールの樽はいくつでも用意できますが、営業時間内に提供できる量に限り
があります。店の前に行列ができても、生ビールをカップに注ぐのに一定の時間が
かかります。サーバーを出しっぱなしにしてもカップ1杯を満たす所要時間で営業
時間を割れば販売可能杯数が出て、最大売上が計算できます。受入可能な客数に上
限があり、総売上にも上限があるということを、この職場で初めて学習した次第で
す。そこでビーチサイドで芸能ショーを始めました。プール利用客層とは別のター
ゲットになりますので、出演者次第で売上が上乗せできます。知名度向上にもなり
ました。

終日生ビールを販売している中で、年長の非正規雇用者から聞いた話です。
大阪万博でコカ・コーラの栓抜きの仕事をしたそうです。
当時コカ・コーラは瓶だけだったので、暑い万博会場で屋台の売り場でコカ・コー
ラの栓抜きを連日朝から晩まで続けたそうです。いい稼ぎになったそうです。スタ
ッフの時給は固定、売上はスタッフが一定時間に何本栓抜きができるかで決まりま
した。したがって、売上に限界がありました。

温暖化という言葉は世の中にまだなく、公害が話題になっていた頃の話です。
日射病はありましたが、熱中症はありませんでした。連日、外気温が40度近くまで
上がることはなかったのでしょう、熱帯夜という言葉もありませんでした。一般家
庭にエアコンはありませんでした。
古き良き時代の夏の風物詩でした。

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