202012-712:見通しで動かない、証拠で動く

相場の見通し、為替の展望など有価証券取引での各種占いに重要な影響を与えるFOMC声明分の発表。パウエル議長の会見でも相場は動きます。
今の経済の不確実性を警戒しています、コロナワクチンができたから安心ではない、みんなが摂取して効果が発揮できるかわからないということです。
相場の占い師の定説は半年後の見通しで株価は動くとよく耳にしますが、議長の考えは違うようです。証拠に基づいて意思決定をするので見通しでは動かないそうです。

証拠、エビデンス、根拠。意思決定には重要な判断材料です。
金貸業者に経営再建策としてA案を強く推奨されたとき、異論を唱えた人物に本店調査役はA案がうまくいかない根拠を示せといいました。カネを借りている立場としては、A案がうまく行く根拠が見つからないから異議ありなのです。所詮、これから起きることはだれにもわからないので、双方根拠など水掛け論ということです。パワープレーでは金貸業者の勝ちです。

関連記事

PAGE TOP