金言-982:熱中症と感染拡大の危険な夏

70歳以上の高齢者で、熱中症で死亡した人はエアコンを使っていないケースがほとんどということです。
たとえば、横浜生まれの70歳以上の高齢者は子供の頃はエアコンが存在していない時代に育ちました。夏は窓を開け、冬は家族が揃う居間に火鉢が一つという住環境でした。網戸もなく、夜は裸電球の下に羽蟻が集まり、座卓に置いた水を張った洗面器にたくさん落ちてきました。ハエや蚊もたくさんいて、南京虫もいました。当時はまだアスファルトで舗装された道は少なかったし、高層ビルもそこから排出されるエアコンの高温の風もありませんでした。今ほど暑くはなかったような気がします。冬は寒かったです。霜柱や氷柱がありましたし、今のような保温透湿吸汗速乾機能の優れる快適なアウターもありませんでした。トイレは汲み取り式、冷蔵庫なし、生ゴミは家の前のゴミ箱に捨てていましたので、汚物と生ゴミの異臭は普通にありました。

今でも生存中の団塊の世代は、このような劣悪な衛生環境で暮らし、生き残ってきたわけですから、免疫力はそれなりに高かったはずです。その免疫力が高齢化とともに劣化しているのでコロナに感染すると命取りになります。熱中症も同様です。エアコンの存在しない時代から暑さをしのいできましたが、最近の夏は外出しなくても致命的な体調不良になってしまいます。
とにかく、文字通り命に関わる危険な暑さなのでエアコンの電気代は住民税みたいなものです。
エアコン使用をためらうと命にかかわる危険な環境になります。
今年の夏からは特別な夏が始まり、不用意にヒトと接触するとウイルスチェックで陽性反応がでてしまいます。

関連記事

  1. 自己破産
PAGE TOP