202003-87:感染恐怖症障害

晩年マイケルジャクソンは黒いマスクをして人と接触していました。異常なまでの潔癖症は精神医学では不潔恐怖症というそうで、精神を病んでいると疑われます。ところが中華圏の旧正月前からコロナウイルスが拡散し、今ではパンデミックになり、ほとんどの人がマスクと手洗いに関心をもつようになりました。昨年までは電車のつり革やエレベーターのスイッチを触ったり、居酒屋で同じ一つの鍋を皆で食べるのを嫌ったりする人は、潔癖症として登校拒否や自閉症などと同じように健常者ではない何か変と思われました。
それが今では手すりやつり革、ドアノブ、スイッチ、テーブル、いすなど不特定多数が触るモノに触れると伝染病に感染するとメディアが警鐘をならし、感染恐怖症障害で人々はマスクやトイレットペーパーを買いまくっています。もうだれも去年までの潔癖症を異常と感じません。パブリックスペースで不用意にくしゃみや咳をしたら、テロリストのような扱いを受けます。ようやくマイケルジャクソンのマスク着用が普通のことになりました。

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