コリドラスはブサ可愛さが魅力のナマズ科の熱帯魚です。川魚の食べ残しの餌を掃除してくれます。性格は温和で臆病なので他の魚と争いをおこしませんので混泳が可能です。
ということでコメット独居の水槽にコリドラスを移しました。
ひとつわかったのは、ストレスを感じたときに底にじっとして動かなくなることです。逃げ回らずに、その場でじっと固まります。防御本能でしょう。
ふと思いました。ヒトも外的から身を守り生き残るための本能のひとつに、その場にうずくまりじっとしていることがあります。じっと嵐が通り過ぎるのを待ちます。
何人目かの上司が部下を強く教育的指導する際によく口にしていました。
「黙って頭をさげていれば嵐が通り過ぎると思うな。」
よく指導を受けていた同僚は、いつも「お言葉ですが」といわずに、じっと黙って上司が気がすむのを待っていました。
これってコリドロスと同じ、ストレスを感じたときの防御本能だったのでしょう。ヒトが延々と受け継いできたDNAを否定するのはいかがなものかと、今頃になって思い直しました。