金言-946:フリークエントフライヤー

荷物預け

先週、臨時ダイヤで運行中の北陸新幹線下りの車内で懐かしいモノが目に入りまし
た。このスーツケースにはシールがたくさん貼りついていました。外資で働いてい
た頃、毎月海外出張していましたのでスーツケースに貼られたタグは懐かしく思い
ます。1年目は海外出張が楽しくてタグをそのままにして渡航歴をアピールしてい
ました。2年目からは移動よりも出張先でのアジェンダの方が気になり、物の紛失
盗難が心配になりました。スーツケースは到着ターミナルで見つけやすいように目
立つ色に変えました。一度、どこかの空港で、機内から外を見たら自分のものと同
色のスーツケースが違う飛行機に搬入されていくのを見たことがあります。案の定
到着したらロストバゲージ。3日目の夜に滞在先のホテルに届きました。届いたと
いうだけでラッキーでした。
自分のモノを他人に任せるということは、紛失・盗難のリスクを負うということで
す。後戻りも代替品を買うアイドルタイムもない海外出張では、会議に必須のモノ
は他人に預けません。常に手もとにおいて有事に備えます。年収に見合う結果を出
さないと契約更改はない成果主義の仕事場では、商いのツールを無くすというのは
命取りになります。
あれやこれやとシールだらけのスーツケースが思い出させてくれました。

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