金言-942:魔がさしたと後講釈

甘いささやき

男が一番幸せに思うことは「惚れた女に振り回されること」とかいうようなことをだれかがトーク番組で言っていました。一瞬なるほどとは思いました。振り回されるシーンを思いだせば、確かに苦い辛い悔しいとかネガティブな記憶はありませんが、今はもうたくさんです。
高校時代は、そばかすの魅力的な人にふりまわされ、勤め人になると上司に同僚に後輩に取引先に振り回されました。そもそもこれが商いの常道であるということは時間とカネと手間をかけて学習しました。
勤め人全盛期は、平日07:00~23:00をハードワークで過ごし、週末は移動日にして勝手に休日返上していました。もちろん、休日出勤とか残業手当とかは支給されません。経営幹部は長期休暇をとってファミリーサービスをしていました。これをうらやましいとは思いませんでした。ボスが休暇中には案件はクローズしないし、秘書も休むので1週間はガス抜きができたからです。それに英国人のボスから聞いたのですが、彼らはことあるごとにそして休暇をとって心あるファミリーサービスをしなければファミリーを維持できないとのことでした。仕事と家庭の二者択一をせまられたら家庭が第一優先です。これは問答無用といっていました。
少し緊張が緩んだ時に魑魅魍魎が甘くささやきかけます。ボスの不在中に、普段できない楽しみに手をつけてみないかい?
甘い誘いを断らなかったことが複数回あります、その都度回復困難なダメージを被りました。
魔がさしたと後講釈。違法ドラッグに手を出したことはございませんが。

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