201908-947:ハゼ釣りに始まり

ハゼ釣り

初めて釣りをしたのは、幼稚園の頃、父の漕ぐ貸しボートでのハゼ釣りでした。
金沢八景の平潟湾が埋め立ての前で、駅からすぐのところに竜宮殿という旅館がありました。その玄関先に湾があり、風の強い日の満潮の時は道路に波しぶきがあがってきました。
干潮のときは、干潟で貝の養殖がありたくさんアサリがとれました。
PCB汚染で変形したハゼが話題になる前で、貸しボート屋が10数軒あり、野島橋をとおって埋め立て前の八景島あたりまでいくとカレイ・アイナメ・ネズッポなどがつれました。
夏休みの魚釣りはあまり記憶にありません。まだ魚が育っていないのと、炎天下の磯やボートで終日じっとしているのが嫌われたのかと思います。正月の甘露煮にするために秋から年末にかけてハゼ釣りにいきました。当時はボートで釣ると100とか200匹(1束とか2束)とか釣果がありました。なにしろ餌のゴカイがおちょこ1杯10円の時代です。
父がよくいっていました。「ハゼ釣りに始まりハゼ釣りに終わる」
ハゼ釣りを入れ替えたこのフレーズはよく耳にします。
簡単シンプルな初心者向けのものから始め、老いて再びシンプルなものに戻るということです。まだハゼ釣りには戻っていませんが、ずいぶん海はきれいになったことでしょうから、この2~3年のうちに、つなぎ竿1本に浮きをつけて、おちょこ1杯のゴカイを買って軽装備で半日ハゼ釣りにでかけようかと思います。

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