金言-64:どちらにしますか

1)オーナー:クラスメート

2)魍魎伝説から
凶霊はぼくらの心の隙をついて魂に取り憑くんだ。素敵なもの、美しいもの、感動することに出会ったとき、一歩退いて考えてみることだよ。凶霊は、すばらしいものに外面を変えているからね。

3)あなたは先に手をつけますか
大学のクラスメートが、コンパでどちらから先に食べるかという話題を提供。
彼は、まず自分が好きなもの、食べたいものを真っ先に食べるという。本命に手をつけるまでに満腹したり食べる時間がなくなったりしたら、もったいないと主張。

今まで、まず無難なものから手をつけ、本命は最後に残していた。その時、これはチャンスロスの原因かもしれないと思った。あれから四半世紀以上、心が動いたものには、なるべく真っ先に手をつけようと努力してきた。しかし、そこには凶霊も潜んでいるようだ。

◆あとがき

バブル後の一時期から、フリーターが市民権をもち、大学を卒業して何年も定職につかず、よく言えばインターンシップの真似事をしてきた若い世代が、近頃は苦しい状況になっているようです。今までは、時間と責任に拘束されず、自分に最適な職場が見つかるまでフリーターとして生計を立てることが、若い人の既得権のように思われていました。最近は、企業側が若い人材を採用する際、フリーター出身者を正社員に採用するを嫌うようになってきたそうです。短絡的な理由は、勤怠でしょう。社員が当日休みをとったり遅刻したりすると、仕事の流れが止まります。スリムな要員で業務をまわしている職場では、ビジネスチャンスをなくしてしまいます。家庭のしつけや大企業での新人教育をしっかりと身につけた人材と、フリーターでは朝の出勤態度に差がついてしまいます。これは、社会に出たときに最初に身につけた習慣のようなもので、これを直すのは容易なことではないでしょう。

面接でがんばりますといっても、正社員になったら、野生に戻ってしまうケースを何回も垣間見てきましたので、シフトで動く職場では、フリーターはリスキーな感性の持ち主と判断してしまいます。

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