金言-63:説得力

1)オーナー:元検事

2)リーダーに求められる3大基本資質
・判断力
・組織管理力
・説得力
時代によりリーダーに求められる資質は変わる。求められる資質が変わるというのは、ある時代はある能力が100%、別の時代は0%ということではない。時代により各能力の重要性のウェイトが変わるという意味である。激変期には敏捷性が、安定期には辛抱強い調整力が強く要求される。その中にあって基本的な資質が判断力、組織管理力、説得力である。

3)説得力
論理性が説得力の基本とされてきた。しかし、論理性重視とはいえ、現実は論理だけで物事は進んではいない。判断は論理性というより、あいまいな基準や感情でおこなわれているのが実態である。たとえば、「彼があれほどいうのだから、賛成する」、「あいつが賛成なら、俺は反対だ」これらの非論理的な説得要因は、結局は個人の資質と密接につながってしまう。

4)営業マンの一言
そこで車のセールスマンに一言。顧客は車を保有したいと思って車を買うわけではない。車を使って、何かをしたいのだ。たとえば、家族と旅行がしたいから車を買うのだ。IT業界の言葉を借りれば、ハードを売るのではなく、ソリューションを提案するのだ。価値観が多様化している。これはチャンスだ。個人を対象とするビジネスチャンスが増えている。「あの人がいいというのだから、いいに決まっている。」

◆あとがき

先週は38.5度の熱による頭痛と寒気に悩まされていたのですが、2週間近く接続ができないIP電話の件で、自宅に鎌倉から2名の技術者が来てくれました。 このIP電話サービスは、プロバイダを選ばず、常時接続の環境にあるユーザ同士は無料、固定電話には全国3分8円しかも2月3月は固定電話に無料でかけ放題という魅力的なものです。ところが、建物の外までは光で建物の中はLANという環境がこのシステムと相性がよくなかったようです。こちらのクレームに対して、先方はすぐにサービスの定款を変更しました。しかし、こちらの契約は定款変更前だから何とかしてもらえないかと、お願いしました。先方は、契約している外注工事業者に委託しては、2月からの固定電話に無料でかけ放題のサービスに間に合わないからということで、特別に社内の技術者をオンサイトの無料サポートにまわしてくれました。

何回もコールセンターに電話をして不具合の調整の方法を教えてもらったのですが、そのたびに接続できないとクレームをつけたユーザとしては、もし技術者が来て、簡単に設定してしまったら恥ずかしい思いをすることになります。車でたとえれば、高速道路でJAFを呼んで、原因がガス欠だったようなものです。不幸中の幸いというか、専門家の作業でも接続に成功するまでに2時間かかりました。

新しいサービスというのは、初期には不具合がでてくるのは仕方のないことでしょうが、ユーザとしてあきらめなかったことが良かったと思います。サポートに満足しました。このIP電話サービスをご紹介します。IP Talk (アイピートーク株式会社)です。

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