01901-7:レッドオーシャン

ライバルが多くて競争の激しい既存市場のことをレッドオーシャン、
競争のない未開拓市場をブルーオーシャン、
そしてライバルも競争もない独占市場をブラックオーシャンというそうです。

商いとしては、敷居の低い市場はレッドオーシャンで誰でも相応の開業資金があれば参入できます。そして低価格で差別化すれば生き残れると頑張りますが、ライバルが多いので体力勝負になって多くの新参者は1年以内に資金ショートで退場となります。

それでは天敵のいないガラパゴスのようなブルーオーシャンを探せばいいのですが、未開拓市場ですから誰でも参入できるわけではありませんし、生き残りはレアケースです。ブラックオーシャンは既得権やら知財やらの聖域を確保して高い壁のある王国のような市場です。これもまた、一般の商人には手が届くものではありません。

金貸し業者は、厳しいレッドオーシャンで生き延びるための伝統的な手口を強くアドバイスします。儲からない事業を減らし、損失の元凶を取り除き、人件費削減です。
そして特定の機能や得意分野に集中強化増収を目指す事業計画については新規融資をするといいます。債務者に儲かる事業計画を策定する頭脳がなければ、融資の必須条件として御用達のコンサルタントを定価で派遣します。
ブルーオーシャンやブラックオーシャンの会社は市場から資金調達が可能なので、両替商の出番はあまりありません。

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