金言−865:しがない勤め人が1億円借りて

優良地銀のスルガ銀行から1億円借りて返済計画が狂い、自己破産に追い込まれて
いる勤め人が700人近くいるそうです。通常の査定では融資対象にならない勤め
人に多額のカネを貸し、自行の売上を積み増すという仕組みが破たんしました。ま
るで地方版のブッシュ2世政権時の住宅バブルのようです。本来買うことができな
い黒人低所得者層にローンを組み住宅購入を煽り、不動産価格高騰でローン完済と
いうシナリオを描いて破たん、世界同時不況を招きました。今回はスルガ銀行の営
業部門の不祥事と、よくある詐欺行為ということで落着です。

1億円の債務者は、出資先に「30年家賃完全保証」を厳守してほしいといいます
が、無いものは無い、カネが無ければ払えないというのが商いの決まりです。従業
員も会社もこの先30年横ばいまたは微増微減で世の中がつつがなく展開していく
と期待するのはいかがなものでしょうか。70年間欧米に経済的に支配されながら
も見かけは独立国として平和な暮らしを謳歌してきた我が国のことです。あと30
年で100年になりますが、ずっとこのまま大過なく安心安全な暮らしが待ってい
ると期待するのは極めて自然ななりゆきであります。

メガバンクが今後3万人規模の業務改革を公表し、コンピュータシステムやツール
でできる業務をしている従業員はいなくなります。メガバンクが3万人ならその下
の都市銀行、地銀、信金のバンカーの削減は避けられません。カネを貸すほうがリ
ストラされているのに、借りている方が安泰のはずはありません。

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