金言-7:クモの巣とミツバチ

1)オーナー:KPY2さん

2)事例
黄色のジャケットに黒のミニスカートの制服で活躍する女性営業部隊がいる会社をご
存知ですか。飛び込みセールスを受けたとき、第一印象で飲食業、忘年会か宴会のセ
ールスかと思いました。

実はこの会社、広告とか出版とかイベントプロデュースをする制作会社なのですが、
この営業のコンセプトというか、自己PRがすごいんです。「仕事は待っていてはだ
め、ミツバチのようにとびまわって集めてくる」ということで、営業がクインビー
(お客さまにかわいがられる女王蜂)となって、顧客の間をブンブン飛び回って「蜜
」を集めているそうです。

KPY2さんからの情報によると、企業の内部監査員向けセミナーで「クモの巣とミ
ツバチ」の話があったそうです。
監査対象の部門を呼び出して監査する仕事でも、職場に大きな「クモの巣」をかけて
情報が飛び込んでくるのを待つのではなく、監査員が「ミツバチ」のように社内をブ
ンブン飛び回って「情報の蜜」を集めてくることが要求されるそうです。

話題が飛びますが、同様に、大きな水溜りに網をはっても魚はかかりません。も
ともと魚がいないのですから。しかし、この水溜りが自分のテリトリーだったら、ど
うしますか。テリトリーを放棄して別の場所を探しますか。ブンブン飛び回って稚魚
を持ち寄ってこの水溜りで養殖すれば、いずれ成果があがる可能性もありますよ。
こんな事業開発モデルはいかがでしょうか。

3)感想:でも種嶋さんにはわからないでしょうね。

◆あとがき
12中旬には欧米のビジネスエリートはクリスマス休暇をとります。年末年始は旧エ
コノミックアニマルのお正月、そして2月になると日本を追い越し始めた中国の旧正
月。この時期は製造、製品開発と販売のスケジュールが空白になるのを悩んだもので
した。今では、情報技術の発展によりグローバルなビジネスが、オンラインでつなが
り、距離と時間の障壁がなくなってきています。

また、元旦にはヨーロッパで12カ国3億人のユーロ経済圏が誕生しました。マルク
、フラン、リラを両替するときに味わう、損した気分は昔話になりました。ポンドと
ドルはまだ仲間に入っていませんが、独仏伊でも十分です。なにしろ1900リラが
1ユーロになるのですから、イタリアでは札束に悩まされずに旅行ができることでし
ょう。

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