金言−550:アオキ

先週「カンブリア宮殿 安さと高機能を両立させろ」を見ました。
創業50年、一代で1000億円企業に育てた青木さんの話です。業界売上首位は青山
ですが、この「アオキ」は品質重視で、ボタンは手作業でつけていました。2着目
は1000円とか2980円の特価スーツとか安かろう悪かろうのイメージがありましたが
この番組を見て考え直しました。500着も1000着も製造コストに大差がないなら、
1000着作って完売できれば500着での販売価格を5割引きにすることができます。

「1着を5割引きで売ると1着しか売れない、2着目1,000円にすると2着同時に買って
くれる。」これが販売数の倍増になり、コスト減になります。オーダーメイドの品
質と価格で5着製造販売できれば、毎日違うスーツを5日間着ることができます。
「着たきりすずめ」を減らしたいというのが存命中の創業者の熱い思いということ
でした。

話は飛びますが、創業者はカラオケを好んでいます。仕事のガス抜きはカラオケを
利用するそうです。同じことをITバブルの時に経験しました。一世風靡したソフト
ウェア会社の創業者が朝礼でカラオケをやっていました。ご着用の特注スーツには
深紅の裏地に昇り竜の刺繍があったかもしれません。

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