金言-96:人生崖登り

1)オーナー:「バカの壁」著者

2)人生は家康型

家康は「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」と言いました。今時、この言葉をそのとおりと思う人がどのくらいいるかわかりませんが、遠き道を行くどころか、人生は崖登りだと思っています。崖登りは苦しいけれど、一歩上がれば視界がそれだけ開けます。

3)一歩あがるのは容易じゃない

手を離したら谷底にまっ逆さまです。人生とはそういうものです。だからだれだって楽をしたい。手を離したら谷底に落ちていくのですが、それは離れている人から見た場合の状態で、落ちている本人は楽で気持ちがいいのかもしれません。一歩上がれば、それだけ遠くが見えるようになるのですが、荷物を背負っているから一歩あがるのは楽ではありません。しかし、身体を動かさないと見えない風景が確実にあるのです。

明日もがんばりましょう。

◆あとがき

この著者は「賢い脳とバカな脳」という章で、脳の重さは賢さには比例しないし、脳みそのシワの数も関係ないといいます。シワの数なら、人間よりイルカの方が多いそうです。イルカは目がほとんど見えない代わりに聴覚が発達しています。コウモリも目は退化していますが、耳の機能だけで飛び回ります。記憶力の優れた人が一番賢いかというと、「レインマン」のように記憶力だけをみれば優秀な頭脳の持ち主ですが、実際には社会生活不適応者がいます。したがって、ある種特殊な領域で秀でている人をすべて賢い人というわけにはまいりません。

社会的に頭がいいというのは、多くの場合、結局バランスがとれていて社会的適応がいろいろな面でできる人ということになります。逆に一芸に秀でている天才が社会的には迷惑な人であるというのはよくある話ではないでしょうか。

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