金言‐903:久しぶりにミニッツ作成に時間をかけました

議事録

昨日は3時間ほどかけて前日のオンサイトサポート現場での何人かのクライアントとの打ち合わせのメモを電子ファイル化しました。
会議録を作成するのは久しぶりです。外資に勤務していたときは、会議終了後ただちに作成して出席メンバーにファクスを送り、内容確認をしていました。
この作業は、当時の上司がやっていたので見習いました。この人は悪い人で自分に都合のいい内容を秘書を使って口述筆記していました。一度見て驚いたのは、帰りの飛行機のなかでメモをまとめ、ストップオーバーの空港ラウンジでファクスしたことです。現在ではWIFIとスマホで世界中どこでもいつでも瞬時に画像や音声入りのメモを送ることができますが、ITバブル前のドコモiモードが世に出る前でしたから、制約がたくさんがありました。

アナログ時代の職場では、議事録やメモは必ず発言者の発した言葉どおりに記録することが求められました。本人が使った言葉、いいまわしをそのまま記録することで正確で正しい議事録として認められました。言った言わないの理解の違いがあるときは、その言葉が目に見える文字として記録されているほうが優位に立ちました。会議参加者は全員コクヨのノートにメモを残しました。そのメモの文中に記載されている文字が、見解の相違の際には証拠能力を発揮しました。

何はともあれ、ミニッツはinternet of thingsがどれだけ進んでも、ヒトが原稿をつくらなければデジタル化ができません。そして文責の都合にあわせた編集もまだAIには荷が重いでしょう。というわけで、ミニッツを読むヒトに曲解されないよう推敲に時間をかけました。それでそのファイルの中身はと申しますと、商いの方向性を決め、損益の材料となる重要発言や周辺のインサイダー情報です。非上場企業の商いですので、証券取引委員会のお世話にはなりませんが。

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  1. 大泉洋
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