ホンダが英国工場を２０２１年に閉鎖し撤退すると発表しました。現地従業員３５００人は解雇とのことです。

突然チャプターイレブンで撤退よりいいのかもしれませんが、２年以内に解雇を知らされた従業員にとっては余命２年の宣告です。年初に、CEOが年末に退職を公言した会社に勤めていたことがあります。初めての外資で欧米商人の常識が理解できませんでした。この人は、年末までに社内の政敵を全て粛清し、次のオファーを確実にしました。
余命２年と宣告されたら、その職場で有終の美とか考えないで、少しでも早く次の職場を探しなさいという経営者の考えと理解した方がいいかもしれません。モチベーションが下がり、品質が低下し作業効率が下がり、２年持たないかもしれません。
そういうネガティブな環境で生き残りを模索するよりは、余力のあるうちに船を乗り換えるのが正解なのでしょう。自分は穴が空いた船をなんとか修復しようと動いたことがあります。これは間違いだったと反省しています。損切りを浅くして損失を最小にすることが、長期的な勝ちに繋がり儲かるということなのであります。