1)オーナー:調査会社のディレクター
2)既存システムの限界性
新しいビジネスモデルを立ち上げようとするとき、一度は既存のシステムやその中に蓄積された知識から参考になりそうなデータや事例を探すことがある。何人かの経営者と会って話しを聞いてみた結果、本当に必要とするデータは、実は過去の既存システムにはないということに彼らは気がつきはじめている。
3)探し方の問題か
上記の講演を聴いて、レガシーに宝物が残ってないというのは、徳川埋蔵金の話に似ている。IT投資を抑え、既存システムを延命させて、蓄積されたデータを有効活用しようとするが、なかなか埋蔵金(新しいビジネスモデル構築のナレッジ)が見つからない。
一方早稲田の先生が調査しているエジプトの遺構は、未盗掘で宝物がありそうだ。だから、レガシーそのものではなく、探し方の問題で、データマイニングとかBIで解決するという、ソリューションの提案も出てきそうだ。
◆あとがき
デジタルジャングルでは、「早く動ける者の勝ち」といわれています。「ベストよりベター」とIT業界のリーダーの一人がいっています。現時点で完璧なものより、少しましなものを選ぶことによってスピードを高め、市場のフィードバックを受けて改善していくのです。「スピード・品質・安全がキーワード」です。
経営者から折りにふれて発せられるメッセージですが、ついつい優先順位を間違えてしまいます。