金言−800:おかげさまで16年

節目の800号となりました。
毎週日曜日発行 (2001年12月2日創刊)おかげさまで16年続いています。
「金言」は、あの時あの場所であの人から聞いた心に残る一言を綴ってきました。
心に残る一言は、振り返るとネガティブな言葉が多いです。失望させられた場面や
期待外れの対応などがどうしても記憶に残ります。同じくらい良いこと、楽しかっ
た、うれしかったことがあったはずなのですが、後味の悪い否定的な断片ばかりが
走馬燈のように後頭部の30CMぐらい上をぐるぐる回っています。圧倒的に標準語を
話す人の方が多いのに、2番でもないのに1番に近い2番だと勘違いしている地方都
市の訛りが目立つようなものです。
懐かしくて思い出すたびに癒されるような一言だけを、これからは記録していきた
いと願います。
それでは、本日の金言です。
昼休みに喫茶店で100円玉を20枚ほど重ねて同僚が遊んでいた時代がありました。
ピークアウトすると、あれは何だったのかと不思議に思います。
流行とはそういうものです。
群集心理というか、パニックというか。株と為替の取引も同じです。
上昇中に飛び乗ったら、沈む前に飛び降りなければいけません。
大昔、日本全国でボウリングが流行った頃。
ある私鉄系企業集団がボウリング場を全国展開しました。
そしてピークの前に撤退しました。
レーンに使われよく油がしみ込んだ丈夫な木材は、再利用されました。
当時、行列ができるほど混雑していたボウリング場の事業から撤退する社長指示が
理解できませんでした。こんなに流行っているのになぜやめるのかと思いましたが
一時の疑問で終わり、多忙な日常業務のなかですっかり忘れました。今思えば、
商売にかげりが見え始めたときに、機械的にオーナーが利益確定売りをしたという
ことです。

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