歩道の左端を走行中に、前から右側を自転車で迫ってくる高齢者がいました。まさかと思いましたが、対向車をよけようとしません。少し変だと思いましたが、危険を回避するため、車線変更せず左端を徐行しました。高齢者はすれ違いざまに、いろいろなことを叫びました。意外だったのは、「お前は逆走している」と叫んだことです。
この歩道は幹線道路(国道)に沿ったガードレールのある歩道で、白線がひかれていて自転車走行が可能です。
昨今オールドメディアは高齢者の自動車事故についてあたかも年齢が主たる要因にように報道します。運転経験の少ない若者の事故件数のほうが熟練高齢者ドライバーより多いはずです。ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故はマニュアル車ならあまり起こりません。常に両足を使っているので3つのペダルの位置を常に意識しています。個人差があるでしょうが、緊急時には両足で2個のペダルを踏み込むので加速して暴走することはあまりありません。よってオートマ車のペダル踏み間違いは年齢が原因とはいえないと推察します。
あの年寄りが叫んだ「逆走している」という言葉が気になりました。
恐ろしいことです。思い込むと、世の中がどうであれ、自分の判断を疑いません。会社の上司にこういう輩がいると、常識で作業している健常者には、常に正面衝突の危険があります。
ITバブル華やかな頃、拒否権と人事権を振りかざしで常識を無視してわがまま走行を繰り返した親会社出身の職場長がいました。過日の年寄りの行動はこいつと同じです。こちらが道路の左端を徐行しながら走っていても、相手にとっては自分の走っているレーンにある障害物なのです。進路を逆走する邪魔者であったわけです。









