202503-45:仕事の手離れが極めて良かった人の件

仕事の手離れが極めて良い社員がいました。
この人は受けた仕事は上司の指示通りまたは先例に従って、機械的に迅速に作業を進めました。途中で躊躇することなく、上司または相手先から何らかの変更が出ない限り、当初決めた内容で結果を出します。仕事の大小、内容にかかわらず予定通りに実施します。
決して納期を前倒しすることなく、また納期遅れもしません。仕事に思い入れはなく、こだわりもなく、私情をはさむことなく淡々と社業に励みます。
例外なく、この人は何回か失敗しましたが、上司も取引先も許容範囲として認めていました。何しろ、指示なり要求した内容どおりに、必ず相応の結果を出してくれるので、任せて安心の面があったからです。損失が出た場合の多くは、指示なり要求内容(条件定義)に問題があったことを認めざるを得ないので、上司は結果責任をあいまいに処理しました。
当時は他の仕事で損失は穴埋めすることができ、短期間に効率よくたくさん業務を処理する社員が会社の利益に貢献できた環境でした。

この人の定年退職後の近況が風のうわさで伝わりました。
なんと陶芸をやっているとのこと。現役時代に右から左に流してきた仕事をふりかえり180度方法論を変えたとは考えられません。おそらく顧客の要望に合わせたものづくりを継続しているに違いありません。きっとそうです、現役時代のうまくやってきた方法論を変えるわけがありません。
あやかりたいとは思いません、自分には縁のなかった方法論ですから。

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