金言-1059:虫の知らせ

胸騒ぎとは違います、焦燥感とも違い気持は昂る事なく淡々と決めたことを撤回し退きます。ひらめきなのですが、ポジティブなひらめきではなく、ネガティブなひらめきです。これをやると失敗するとか、うまくいかない気がするとか、違和感があるとかそういう感じがしたときは、迷わず撤退します。

買い物では買いをやめます。旅行や外出時に何か変と感じたら取りやめます。振り返えれば、そういう虫の知らせで幾つもの難を避けてきました。
一番は阪神大震災でした。当時、芦屋から大阪市内に車で通勤に使っていた高速道路が倒壊しました。何か違うと感じて天災の1年前に拠点を東京に戻しました。おかげで難を逃れました。3年前の2月、ベトナム出張の予定を虫の知らせでドタキャンしました。もし行っていたら帰国時に2週間隔離されたか、中華ウイルスに感染していたに違いありません。

でもこれって、何回も虫の知らせとやらで撤回した意思表示のうちで、結果としてラッキーだった数件だけをよく記憶しているだけのことかもしれません。周囲の関係各位にとっては、面倒臭い相手と評価されているかもしれません。
株と為替の取引では、虫の知らせでクリックしてよかったのは少額のロスカットぐらいです。大きく儲けた時も、大きく損した時も虫は教えてくれません。相場の占い師と同じです。

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