202112-778:相場の占いと後講釈

朝令暮改。株屋さんの後講釈がこれに近いといつも感じています。株価は底を打ったと叫んだ翌日、実体経済の悪化でさらに下値を探る展開を予想するなどと対岸の火事のようにコメントします。
たくさん授業料を払っているうちに、この豹変する株屋さんの後講釈を許してやろうという学習効果がでてきます。売れている株屋さんは、毎日刻々と変化する環境の下で、その時その時の最新の材料を基にして判断しているといいます。ですから、状況が変われば、前の判断に影響されることなく新しい環境を分析し判断し、占いを変えていくわけです。経済評論家の現状分析は環境変化に連動して豹変するほうが好ましいので、これは「朝令暮改」というよりは「君子豹変」と理解してやったほうが精神衛生上よろしいのではないでしょうか。

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