202010-609:有事に備えて

知人の事例です。
2世帯住宅を新築しました。2軒分の土地を購入し1軒建てました。家が完成したときに、お祝いにでかけ、広い駐車場でみんなでバーベキューを楽しみました。
何年かして、漏電が原因で全焼しました。火災保険が適用され、残りの更地に同じ設計図で再建工事を始めました。完成するまでは、会社名義の鎌倉のマンションで暮らしていました。
当初、1軒分の更地を残して家を建てたことを不思議に思いましたが、本人は火災で家が全焼したとき、淡々と保険手続きをして、手つかずの更地にまた同じ家を建てました。
本人に事実確認をしていませんが、有事に備えて更地を残したとは考えられません。
将来の利益より目先の利益を優先させて会社を経営していましたから。
思うに子供たちが独立したときに、隣に建てられるように備えたと思っていましたが、
実際は会社のキャッシュフローで追い詰められたときに、換金しやすいように更地にしたようです。

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