201908-958:まさに今役立つ問題

臭いシャツ

自分ではあまり気にならないのですが、もしかしたら特定のシャツは少し汗をかいただけでも臭くなっているかもしれません。汗をかいたらシャツは汗臭くなるという範囲を超えて、臭い菌がシャツに定着して悪さをしているそうです。
対抗策はシンプルです。70度C程度のお湯につけて臭い菌の膜を溶かし、その後は洗濯機です。臭い菌の常駐には柔軟剤の普及が影響しているそうです。とにかく、湯船に70度Cのお湯を張って疑いのあるシャツを浸けるだけです。これで解決です。まだまだ、学習することがたくさん残っています。

ある特定のシャツだけ、それを着て、汗をかいた瞬間に、もう午前中だろうが、何だろうが、即、強烈な「クサいシャツ!」に変わってしまう。
「最近のある種のニオイ菌って、じつは菌のまわりに膜を張るもんなんだって。で、その膜があるからこそ、洗っても洗っても、洗剤と水がスルーされてしまって、なかなか、ニオイというより、菌自体が落ちてくれない。ところが、50度を超えたお湯が、その膜を溶かしてくれるってわけ。だから、お湯につけて、膜を溶かして、その後、普通に洗うと、ニオイがきれいさっぱりとれるんだな」

「私はねー、その理由は『柔軟剤にあり』だと思っているの。最近、洗濯の際には必ず入れるようになったでしょ、柔軟剤。洗った後が気持ちいいからね。でも、柔軟剤って、ある意味、保湿剤と同じだから、洗った後にも必ず一定量の水分が残るわけよ。つまり菌にとってはものすごく居心地のいい状態が続くってこと。で、そういう状態に強くて、長く生きて、おまけに膜をつくることのできる菌が、いま、増殖してる。学校の部活の洗濯とか、コインランドリーや、そういう色んなところで伝染(うつ)り伝染(うつ)って、蔓延したんじゃないかしら」

「BiCYCLE CLUB」誌2018年9月号

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