金言-79:「一笑一若」「一怒一老」

1)オーナー:精神科医で作家、日本のうつ病治療の第一人者として週2回外来診察を行う87歳の現役医師。

2)健康で長生きするためのお勧め

なるべくニコニコしていること。好きな言葉は笑えば笑うほど若くなるという意味の「一笑一若」。反対は「一怒一老」、怒れば怒るほど年をとる。だからいつも笑っていなさいという。宮沢賢治がいい詩を詠んでいる。「慾ハナク 決シテ怒ラズ イツモシヅカニワラッテヰル」(雨ニモマケズ)

僕の経験からいうと、反抗的な方は治りが悪い、ニコニコと素直に従ってくれる方のほうが早く治っている。ニコニコしている方でも心配はしていて「夜寝られない」とか「頭痛がする」とかいろいろおっしゃるが、それでもニコニコしているから、治りが早い。

3)80%でいい

会社の重役をやっていたときは、毎朝車が迎えにきた。役職を退いたとたん車が家に来なくなった。友人はそれでうつ病になった。自分の思い通りにならない現実に対して、「自分はもう不要な人間だ」と落ち込むのと、「これはいいチャンス。神様が一息いれて今後の人生を考えろといっているんだ」と前向きに考えるのとでは、その後の人生が大きく異なるはずだ。100%でなくても80%でいいと考えれば、道は開ける。

3)脳を活性化

好奇心が脳を活性化させる。世の中のことを見たい、知りたいと思うのは年齢に関係なくできることだから。

◆あとがき

横浜にある「ハングリータイガー」という、牛肉ハンバーグ専門レストランのテーブルマットに書いてあったコメントを紹介します。

「幸福を、ぎゅうぎゅう詰め」

肉料理を食べた後、まず感じるのは十分な満足感と幸福感。これ、実は肉に含まれる脂肪酸から作られる、アナンダマインドという物質の仕業なのです。

難しそうな名前ですが、アナンダとはサンスクリット語で「至福」。肉を食べることによって精神の安定、幸福感や充実感いっぱいの物質が体内に作られるというわけ。幸せ気分ぎゅうぎゅう詰め、それがお肉なのです。

横浜駅地下ジョイナスイレブンコーナーと保土ヶ谷、若葉台の3店舗に縮小してしまいましたが、往時の味と雰囲気はまだ残っています。

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