クソ生意気な新人

最初の職場で担当した案件で経理が売上計上を間違い、売上伝票より少ない金額の請求書を発行しました。新米の営業係でしたから、請求書通りの金額を取引先からキャッシュで頂戴しました。即金で精算した翌日、経理から請求書が間違っていたと連絡があり、営業の上司からは不足額を回収するよう指示されました。取引先からは、請求書の金額を当日関係者から集めたので、窓口担当者も輪番の幹事役なので追加徴収はできないと言われました。
営業の上司からも、子供の使いではない、しっかり回収してこいと門前払い。
経理は経理課長が始末書を書いて処理しようとし、営業は経理の始末書では経理に借りができ、営業のメンツも潰れるということで、回収続行の業務命令。

今なら営業課長のパワハラになるかもしれませんが、当時は若手営業パーソンへの教育的指導として成立しました。営業が天職とは考えていなかったので、できないことはしないということで短絡的に当時の給料の30%程度の売掛を身銭で処理しました。月末に営業課長から売掛はどうなったかと問われ、処理しましたと答えました。経理から営業に顛末は伝わっていたはずです。本来なら困った部下を課長が助けるという親分子分の関係が生成されるところですが、群れを嫌い、孤立を恐れない新人でした。これで経理と営業を敵にまわしました。30%の恨みは薄給の若者には簡単に消えるものではありませんから。

後日、札幌に出張した際、酒席にいた経営者の側近から、クソ生意気な新人だと言われました。結局営業から別の職場に異動となりました。その側近の方には長く可愛がっていただきました。

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