金言−771:占いから見立てへ

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早朝の経済ニュース専門番組で、司会者の使う単語が入れ替わりました。
「株と為替の今後を占う」というところで、少し前から「占い」を「見立て」に言
い換えています。
いろいろな材料を比較検討した結果、こうだろう予測することを、従来は予測の不
確実性を考慮して占うと表現していました。ところが、外れが続くと今後を占う経
済専門評論家は占い師の仲間入りとなる恐れがでてきます。
そこで、見立てが登場。医師の見立ては、医学的な検証がありそうで何となく信頼
できる感じがしますし、説得力もありそうです。言葉の意味としては占うも見立て
るも大差ないのですが、外れたときの信頼回復の可能性と所要時間に差がでます。
株と為替の占い師が、経済専門家としての見立てを述べると、個人投資家はそうな
んだと納得してしまいます。

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