金言−425:虎視眈々

ピンチの後にはチャンスが待っているといわれます。過去の経験から、同じような
ことが起きると、その共通点から同じ行動パターンと感情のリフレーションが再び
起きるという通説(アノマリー)があります。

米国発経済不況の大きな嵐が通り過ぎるとチャンス到来となります。振り子が大き
く右に振れたら、次は左へのゆり戻しが必ずやってきます。浮き上がったら沈み、
沈んだら浮き上がる、「ボウフラの浮き沈み」現象です。

一世風靡した鶴田浩二や高倉健の任侠映画の世界で、そしてプロレスの伝説的なチ
ャンピオン力道山の試合で、相手方の反則や約束を破る不当な行為に対してぎりぎ
りまで我慢します。そして、我慢の限界を超えているという観客の支持を受けて、
お約束の反撃にでます。そうです、大底のピンチを世間が認知すると、次はチャン
スの出番なのです。致命的なダメージを受けた主人公は、一転して獅子奮迅の活躍
をします。

負けても常に次の一手を打ってきた人たちは、次にやってくるチャンスを見逃さな
いよう虎視眈々としていることでしょう。

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