金言-104:サプライズ

1)オーナー:ミニコミ誌編集長

2)サプライズの種

日本中をアッといわせる結果をもたらすビッグサプライズの根源には、その元となる小さな驚き、つまりサプライズの種というものが仕込まれています。例)万年最下位のチームの突然の大変身。これは星野さんがシーズン前に断行した大幅な戦力の入れ替えという種がもたらした結果。

3)人間の知恵

驚きとは最初は否定的な感情をともなうものでもあります。独創的、前衛的、先駆的な手法は、周囲には小さな驚きです。しかしながら、誰も気づきかないことに着目し、それを形にする知恵。これが日本中をサプライズの世界に巻き込む基本的なパワーなのです。

4)小さなサプライズ

異文化、異世代の人たちの言動に対して、時に驚きそして抵抗感をもつことがあります。でも、人間同士には最初から壁があるものと認識して、自分の言い分だけを押し付けないようにする相互理解の努力も必要なのです。

自分と違う価値観や生き方に触れ、小さなサプライズを感じることが、肯定的な刺激ととらえる、この余裕を持ちたいものです。

◆あとがき

創業経営者の気のまぎれ。

外資や、外資もどきの企業を渡り歩いてきて、情けない話ですが、悩まされてきたのは、創業グループまたはその系列下ではないために常につきまとう解雇というリスクです。若手登用とかいうアナリスト対策のおかげで、格下の小僧にはナメラレ、事務担当には軽く見られ、とろい上司のロジカルではない成果主義とかいう人事評価など。カントリーマネージャーは売上が計画未達だと、後任者が突然出社してきます。

創業すると、社内で足元をすくわれたり、背中から撃たれたり、騙まし討ちに合ったりということはなくなります。これはサラリーマンでは味わえない癒し効果があります。もちろん、他力本願では生きていけないので毎日キャッシュフローに悩まされます。でも、雑音がないというのは快適です。自己責任で成果主義ですから。失敗すれば損をする。成功すれば得をする。極めて納得できる毎日です。

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