金言-57:クール・アイ・レビュー制度

1)オーナー:プラント業界

2)フライング・オペレーション
プロジェクトを未契約で進めてしまう、前倒し執行。正式発注を待って作業開始をすると納期に間に合わない。そこでリスク覚悟で、未契約での作業開始を受け入れてしまう。

3)クール・アイ・レビュー制度
受注業務は営業担当者が情報を独占してきた。他部門の介入を許さないため、リスクの検証が不十分のまま契約を結ぶことがある。そこでプロジェクト管理部が見積作成前、入札前、契約前の少なくとも3回にわたりプロジェクトを精査する。このプロセスを経ないと最終的な承認を得る経営会議に提出できないようにした。受注を厳選することにより、業績回復につながった。

コスト意識を全社員に浸透させることがポイントで、締め付けを強化しすぎると、営業のモチベーションが弱まってしまう。

◆あとがき
ベルギーでの会議後の会食会で聞いたジョークをご紹介します。「あるところに1頭の鹿がいました。あるとき、この鹿が怪我をして目が見えなくなりました。そこで、この鹿がため息をもらしました。そこで何と言ったでしょうか」「答え:NO EYE DEER」 (ノー アイディア)

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