一つ買ったら一つ処分するという手口は合理的ですが、なかなかできません。
愛着があるからではなく、捨てなくてもいいかと時々思ってしまいます。
それに捨てるために買うわけでもありませんし。
この夏から長野盆地に2個目の仕事場を構築し始めています。
いままでは、苦労してPC一式を携行したり託送したりしていましたが、9月から1セ
ット置き去りにしました。仕事をしている時間が、東京より長野の方が多くなって
いるからです。
滞在日数は同じでも、仕事をしている時間が出張先の方が多くなってきました。
東京に戻ると、気分転換や超回復を口実にして何もしない休養日を設けています。
何もしません、撮りためた録画を見たり、バイクの整備をしたり、次の出張に備え
て小物や衣類を整えたりしています。そこで商売道具の半分、もともと有事に備え
たバックアップということで、稼働しているデバイスは2セットありますので、1セ
ット持ち出しました。
今はクラウドにデータを置いていますので、インターネット環境さえ確保すれば、
どこでも連続して仕事ができる、便利で都合のいい時代になりました。おかげで、
月の半分出張してもルーティンはこなせるようになっています。
最近変えたことがあります、ビジネスアワーでは白いシャツ(ワイシャツ)にスー
ツのバンカースタイルで過ごし、アフターファイブはカジュアルウェアに着替える
ことにしました。これで出張先での長時間で休日なしの暮らしにメリハリをつける
ことができるようになりました。
シャツは捨てませんでしたが、スーツは起業して以来着用の機会が減ったので断捨
離しました。たまったネクタイは全部捨てました。10年以上アウトドアのウェアで
仕事をしてきました。職場はIT業界ですから、ポロにジーンズ、フーディがデフォ
ルトと勝手に決めて、取引先ともバンカーともカジュアルウェアでお付き合いして
きました。これをこの度変えました。これで衣類が倍になったわけです。捨てなか
ったモンブランの万年筆1本、シャープペン1本、それにフリクションボールペン2
本が筆記用具です。これについてはミニマリスト風です。
夏はノーネクタイですが冬場は20年来気になっている蝶ネクタイを採用しました。
蝶ネクタイは、ロンドンに出張の際にいつも見ていました。サッチャーさんの後援
者でお金持ち実業家がいつも着用していました。この会社ではこのボスしか蝶ネク
タイを着用していませんでした。蝶ネクタイがオーナーのトレードマークでした。
大会議室でもひとりだけ蝶ネクタイをしているので、だれがボスか一目でわかりま
した。これにならい、自分も自分の会社(100%株式保有)ではボスなので、ビ
ジネスアワーでは蝶ネクタイをすることにしました。
いまさら周囲の目を気にする必要はありませんし、商いの場ではつかみはOKという
ことが多いですし、ロンドンの大富豪にあやかり商売繁盛・目標必達ということで
す。時間の経過とともに、きっと来年の今頃は、周囲の違和感も消えています。