金言−633:新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
本年も引き続き、お付き合いのほどよろしくお願いします。

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元旦は「1年の計」が気になります。
この先何があるかわかりませんので、今年から計画期間を半年に縮小しました。

企業を数社渡り歩いて潮時と思ったのがいまから10年前。どこに行っても部長どま
り、これ以上登れない先に一体何が見えるのかということで、サラリーマンを卒業
しました。
ベンチャーは厳しいから可能な限りサラリーマンを続けたほうがいいという「起業
セミナー」でのコンサルタントの定説のアドバイスは存じておりましたが。

自分で法人登記し、事業主になることで負う責任とリスクはありますが、しがない
勤め人時代には見えなかった世界が確かにありました。不思議です、世の中何も変
わらないのに、代表取締役を名乗った瞬間、世の中の見え方が変わりました。見え
方というより視点が変わったのでしょう。

何をするにも有限の自己資産を使うということを自覚します。従業員を雇えば、そ
の人が使う水道光熱費・通信費・交通費、接待費が稼いだ利益を削っていきます。
昔、6万人の家来を率いていた同族企業のオーナーが、本社の廊下に落ちていたペ
ーパークリップを拾って、会社全体で自分のカネがいくら無駄遣いされているのか
心配(激怒)しました。20年も経って、ようやくオーナーの気持ちが理解できるよ
うになりました。

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