金言−512:911、あれから10年。

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日本人の犠牲者のひとりに大学の同級生がいました。セクションHでキャンパスラ
イフをともに始めた仲間でした。大学チャペルで結婚式を挙げたときは、参列して
くれました。最近、テロの被害者遺族としてご子息が取材を受けていました。テレ
ビで初めて拝見しましたが、やはり旧友のなつかしい面影がありました。

この10年、経済的な危機には何度も翻弄されてきましたが、幸い、命の危険にま
で及ぶことなく、一度も入院するような大病を患うこともなく生き延びてきました。

阪神大震災の直前まで身近にいた知人が、阪神大震災の神戸で避難所暮らしをし、
その後故郷の福島に戻り、郡山でマンションを買ったと聞いていました。不幸にも
、福島県郡山市内で二度目の大震災に遭遇されたとき、「自分は何も悪いことをし
ていないのに」と嘆いていました。

きっとこの人は他人の悪行を代わりに背負ってくれているのだと思います。
自分は世のため人のためにほとんど何もしていない、「すまない」と伝えたい気分
です。

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