「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなもので、些細な事象が最終的に想定外の結果となるといいます。タイムマトラベルとかタイムスリップとかもこれと同じ影響がでます。
最近はKindle unlimitedでSF戦記小説をよく読んでいます。SF戦記物は米国との戦争で大敗を避けて停戦和睦するシナリオが多いです。米国との戦争で負けた過去を塗り替えて勝ち残りのシナリオにするわけではなく、無条件降伏を避けて休戦を目指します。強力な武器とか知恵をもった自衛隊や高度情報処理技術者が70年後の現在から対米戦争中の太平洋にタイプスリップして活躍するSF小説です。
面白いことに、過去にタイムスリップするシナリオが２つあります。
パラレルな未来からのタイムスリップの場合は、過去を修正しても修正した過去が将来の現在に影響を及ぼさないということ。もう一つは過去を変更するとタイプスリップする前の現在が都度変わっていくと言うシナリオ。この場合は過去を修正しようとしても歴史の大きなうねりが元に戻す動きをして結局は過去を修正できないということになります。タイムパラドックスの問題を避けます。
前者の多次元世界のタイプトラベルの場合は、多次元世界からタイムスリップして別の世界の過去を修正してもタイムスリップ元の世界には影響を与えません。誠にタイムスリップした当事者には都合がいいシナリオです。思う存分に過去に存在しない圧倒的な武力と知恵を使って、米軍を殲滅します。すこし現在の東アジアの半島のテロリストの妄想に似ているところが気になります。
まっ、いいか🎶
娯楽のひとつです。
