202209-282:書を捨てて町に出ようというわけでもなく

昔勤めていた会社の上司で、ビジネススキル習得に大変お世話になった方のお宅にアポなしで訪問したことがあります。この人はいちども転職せず役付き役員にまで昇進して定年退職されています。
伺うと、退職後10数年、無職のまま豊かな隠居生活でした。広いお住まいはモノであふれていました。現役時代のビジネス関連図書は本棚にそのまま飾られ、生活雑貨や資料・書類、新聞・雑誌などがいたるところに積まれてしました。人一人1畳の広さがあれば何とか暮らしていけるので、家じゅうモノであふれていても生活に不便はなさそうです。持家で半世紀以上同じ建物で暮らしていれば、モノが増えるのは当然のことかもしれません。

断捨離が話題になって以来、要・適・快のものさしでモノを処分してきました。自分なりには、モノは減っていると考えています。それでも気を抜くと、時間の経過とともにモノは溜まります。
新聞・雑誌の購読はやめて久しいですがさらに、書籍の購入をやめ大型の本棚を処分しました。すでに蔵書という保管方法をやめていますので、再び閲覧の機会がなさそうで目の前になくても困らない書籍はすでに処分済みです。
書を捨てて町に出ようというわけではなく、ただ電子書籍に切り替えただけ。月千円程度の読み放題にしたおかげで、読書量も増えました。気になったフレーズはiPadに転記していつでもどこでも再読可能にしましたが、再読はやはりレアケースとなっています。

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