202205-184:33年前のこと

先日バブル再現ドラマを見て、バブルがはじけた原因を知りました。
バブル関連書籍に関心がなかったので知らなかったことがわかったような気がしました。
上がれば下がる株式相場で、なぜ下がったかを検証しても死んだ子の歳を数えるようなもので、あまり意味がないと考えます。相場がピークに達すれば反転するのは世の中の定説です。上昇し続けることも下降し続けることも雨が降り続くこともありません。下がった株を塩漬けしても余剰資金がある限り、含み損はいずれプラス転換します。ロスカットで稼いだ分を全額持っていかれて、さらに負債が残るほど暴落したのがバブル崩壊です。
当時世界トップ50社のうちの70%を日本企業が占め、ジャパンアズナンバーワンということで商社マンや不動産・自動車のセールスマンが肩で風を切って世界中を闊歩しているほんのひととき、あの時マンションではなく米国株を買って30年保有を続けていたら含み益は巨額になっています。「たられば」の話です。

先日知ったこと。
バブル崩壊の原因は、調子に乗っている日本を舞台から引きずりおとそうと虎視眈々とチャンスをうかがっていた若き日のトランプ氏や米国証券会社が日本株売りを仕掛けたからだということです。日本人がほとんど知らなかった裁定取引という現物と先物の複雑な取引手法を駆使して米国商人が大儲けをしたそうです。野村證券はそれと知らずに買い支え続け米国勝利に貢献しました。

こんなことがあったとは知りませんでした。きっと関連書籍には30年も前から書かれている常識かもしれませんが。そもそも、ピークアウトを警告しないで暴落してから暴落の原因を後講釈するのが相場師や占い師です。そうなんだと教えてもらっても、いまさらどうしようもありません。父の時代には核爆弾2発で負けが確定しましたがその後日本経済は復興しました。敗戦国日本は復興してピークアウトして、その後30年米国に連敗中です。ドル円は130円です。

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