金言-1040:高度な政治的経済的判断で強行

コロナ禍での東京2020は、最後まで感動を与えることのなかった残念な政治家により強行されました。
感染拡大がピークアウトして緊急事態宣言解除となり、本日は総裁選です。元民主党の先生方には与党のオウンゴールで衆院選快勝の目論見が大きく外れ、ご愁傷様です。
職業コメント屋さんたちの国政選挙までの次の繋ぎは、30歳のカップルの話です。
東京2020に比べれば税金の支出額は少ないですが、納得できないという雰囲気はオリンピック級です。

なぜ多くの人の反対を押し切って強行するのか、なぜ中止にできる人が中止にしないのか、コメント屋さんは、当事者の高度な政治的経済的判断によると教えてくれます。

中止の意思決定をできる人が中止にしないのは、中止よりも強行したほうが都合がいいと考えるからです。おそらく、当事者はコメント屋さんが心配するほど愚かでも騙されているわけでもなく、手をこまねいているわけでも、どうしたらいいか迷っているわけでもないはずです。

昔、品格も誠意もなく虚言癖のある男と取引を継続していた会社の経営者に、なぜ取引をやめないのか質問したことがあります。
答えは明解でした。
1)自分たちはだまされるほど愚かではない。
2)騙されたふりをして利用している。
3)利用価値がなくなれば取引はやめる。

商人は損しない限り利用できるヒトモノカネを受け入れます。
強行するということは、中止にするより多くの人々の反対を押し切って実行したほうが、当事者とその周囲の利害関係者には都合がいいということであります。

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