202107-361:刺青をした飲食店従業員

ニューヨークの昼間のレストランでウェイターの腕にはでな刺青をみました。
ユニホームが半袖なので腕に一面に入れられた墨が気になりました。映画でよく見る、ハーレーのライダーが集まる溜まり場のような場所ではありません。夜のアナーキーな酒場やライダーのベースでは有りかと思いますが、日本ではまだまだファッションとして十分な市民権はありません。
表現の自由でしょうが、サービススタッフはお客様より目立ってはいけないというのが業界の定説でした。一流を自負する都市ホテルでは、スタッフの日焼けを嫌い(これは大阪なおみの活躍で変わったかもしれません)、貴金属(ネックレス、指輪、足首の輪など)を身につけての接客はご法度でした。時計とデュポンのライターは接客に必要な場面があるのでOKでした。刺青は反社勢力のマーキングではなく欧風ファッションであるとしても問題外でした。

そういう職場を20年近く経験したもので、刺青とサービス業は相性が悪いと思い込んでいるのかもしれません。現在のアメリカは10年後の日本という定説があるので、アフターコロナ時代の我が国の飲食店ではファションとしていれた墨が従業員の採用に影響を与えない環境に変わっているかもしれません。

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