2019-155:早朝出勤の効能

早朝出勤の効能

最初にお世話になった会社は、体育会系の組織で上司より早く出社し上司の後に退社は当然のお約束でした。本社勤務になるとタイムカードがなく、連日連夜サービス残業が続き、休日出勤は当番制でありました。もちろん振替休日はありません。おまけに、有給買い上げ制度があったのですが、職場長は部下の分も含めて自主返上してしまいました。
嫌なら辞めればいいのですが、だれも辞めません。過労で心身を病むような弱者もいません。体育会系ですから、意思決定は経営陣がし、従業員は上意下達でいわれるままに淡々と社業に励みます。労災対象になるような不祥事は発生いたしませんでした。

前置きはさておき、毎朝出勤時に、従業員は所属部門全員のデスクをまわって「お早うございます」と挨拶してまわってから自席につきます。これが嫌なら、早朝出勤します。そうすると、自席で挨拶を受ける立場になります。
最初は挨拶まわりを嫌って早朝出勤を始めたのですが、忙しくなってくるとその効能に気がつきました。一人の時間ができて、作業がはかどるのです。上司の指示もなく、電話もなく、雑用もなく、お仕事に集中できます。
勝ち組の経営者もやっていると銀座のママが同じことを言っています。振り返れば20代後半からいろいろな職場で続けてきました。

成功している人、経営者の皆さまは、知人、友人が多いので仕事でもプライベートでも食事会やイベント、パーティなどに誘われることが多く、誰かと一緒に過ごす時間ばかり…。なので、自分ひとりで過ごす時間をとても大切になさっています。
時間を意識して確保した「ひとりになる時間」を作られています。ひとりでいることで集中して物事をすることができ、進む速度が速くなります。職場にまだ誰もいない早い時間に出勤している成功している人、経営者の方が多くいらっしゃるのはそのためです。まだ社員が出勤する前なら、スタッフから「いま、よろしいですか?」と、呼び止められることも、お客様からの電話が入ることもない。自分ひとりだからできることや集中してやりたいことを終わらせることができ、会社の人たちが出勤してきたら、自分以外の人ために時間を使え効率よく仕事ができるから、成功している人、経営者の皆さまは職場にまだ誰もいない早い時間に出勤なさるのだと思います。

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