金言-897:古き良き時代 SHOE DOG

皆さんより、1年遅れでベストセラーに触れました。
ドイツのNO2が香港資本に買収され、世界のNO1がNIKEに首位の座を奪われる直前の暗黒時代に欧州で働いていました。当時NO1であったHerzogenaurachでの出来事を懐かしく思い出させてくれました。オレゴン州ポートランドのナイキキャンパスには一度だけ誰かに会いに訪れたことがあります。神戸のタイガーとの確執は聞いていましたが、ロッキードのNIが肩入れしていたとは知りませんでした。主要な日本のビジネスパートナーがCIだったからかもしれません。

創業者の自叙伝は、成功物語でありますが勝者の歴史とは少し違います。
勝者が編纂する歴史は現在を正当化するために編纂されるのが世の中の定説です。
第一線を離れた創業者はいい思い出辛い思い出、清濁合わせ呑んで個人史を描いているかもしれません。現在の勝者が記録に残すほどの価値を認めない些細な出来事ややり取りの中に、創業者の美学を垣間見ることができると考えます。

第三者の意訳を少しでも取り除いて、本人が伝えたい懐かしさに自分なりに触れるには、やはり原書でしょう。ペーパーバックは、学生時代に中央線三鷹駅からバスに乗って正門で降り滑走路のような直線道路を通ってロータリーの右手に広がる芝生で、よく読んでいました。この本に触発されてまた読もうかと一瞬思いました。入学当時はチャペル前のロータリーにバス停がありました、バスに乗ればキャンパスにだれでも入ることができました。検問所もなく、市民に公共バスの営業時間帯は公開されていたわけです。同時期、米国ではガレージからパソコンやインターネットが始まり、スポーツ用品市場ではナイロンアッパーのランニングシューズ、そしてアウトソールにエアがはいったバスケットボールシューズが世界一の座を狙っていました。
修羅場を生き残ってきた人たちにとっては、古き良き時代の出来事であります。

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