カネでは買えない信頼関係

他人の力を借りて何かをしようとするとき、信頼関係が大事な役割をします。
仕事が早く、安く、綺麗に、上手に仕上がる助けになります。
信頼関係が成立しない作業は、どこかに粗さが見え隠れしてきます。

手間賃と信頼関係は別物と考える経営者がいます。信頼関係を築けば手間賃は安くてもお値段以上の仕事を従業員はしてくれると期待します。業績不振の時は、人件費を削減して社業の継続を狙います。成果物の品質低下を避けるため、カネでは買えない信頼関係に頼ります。

戦国時代、武家の棟梁と臣下の関係は「御恩と奉公」が基本です。戦に勝てば褒美がもらえます。もし仕事をしたのに報酬がなかったとしたら、信頼を裏切られたとがっかりします。下克上になるか離散です。

ということで、信頼関係で仕事が回っている職場は儲かっているわけです。仕事の量と対価が釣り合わない環境には信頼関係は成立しにくいはずです。負け組みには信頼関係が希薄だとしたら、次のアクションは業績不振の戦犯探しです。自分たちの低賃金の原因は自分たちにあるのではなく、設定された戦犯にあるとします。業績不振の戦犯を誰かに決めることで労使共にその場をしのげます。そしてその先に欲しくなる信頼回復は無い物ねだりとなります。

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