古来より百聞より一見の方が、効率が良いといわれます。しかしながら、事前に一見もできない、または、許さない件については、一聞から始めることになります。
同じような案件をこなしていると、一聞でわかってしまうことがあります。相手方の声の高低、音量、滑舌に表情、しぐさ、服装などの見える要素を加えると、だいたい第一印象で、その先の案件の成否が見えてしまいます。見えるというのは、初期段階の予想なので、実際にその案件に着手した場合、結果は予想に反するかもしれません。結果にいたる過程は、不確実な条件や隠れた瑕疵などが複雑にからんできますので、予想ははずれ、期待は裏切られることが世の中の定説です。
それでも、実業を何件もこなしていると、自分の成功パターンを形成することができます。意思決定するときには、他人のアドバイスに影響されてはいけません。失敗しとときに、他人のアドバイスが悪かったと勘違いしてしまい、ビジネスプロセスで行った自分自身の不適切な選択が温存され、次にまた同じ選択を繰り返す恐れがあるからです。親会社の粗相ですでに解散したソフトウェア会社では、赤字プロジェクトをだしたPMには2度目の機会を与えませんでした。方法論が変わらないのでまた赤字プロジェクトになるからです。この会社を呑み込んだ企業は旧経営陣にも2度目の機会を与えませんでした。
反省はしない、他人の話は聞かないことが多いのですが、ビジネス案件は商談相手の声を聴くと先が見える気がします。







