金言ー273:個人のROE

ROEとは株主資本利益率のことであり、税引後利益を株主資本で割ったものをいい
ます。この指標は株主が会社に出資した金額に対してどれだけの利益を生み出したか
をあらわします。

この指標をビジネスマンのアフターファイブに導入した人の話をご紹介します。計算
式は次のとおりです。
「ROE=自分が得した金額÷自腹で払った金額」
可能な限り自腹で払うという人はROEが低くなります。接待を受けたり、飲食代を
会議費などで処理したりするとROEが高くなります。損して得をとるというのでは
なく、なるべく身銭は切らないという姿勢になります。

一方、ROIは、投下資本利益率のことであり経常利益を投下資本全体(資本金、社
債、借入金)で割ったものをいいます。この指標は、株式、社債等を発行し、さらに
借入をしてまで調達した資金に対してどれだけの利益を獲得したのかを明らかにして
くれます。会社の収益力をあらわすこの計算式を個人に置き換えてみましょう。皆が
得した金額を皆が払った金額で割ったものと個人のROIとするならば、この数字は
一時流行したWIN WINの関係の成果を表現したものになるかもしれません。

経済専門家にとっては、的外れな思いつきでしょうが、いいたいことは、ROEより
もROIの方を選びたいということです。高いROEを目指す人は、人品卑しからざ
る人にはなれませんから。

◆あとがき

自分が幸せかどうかは、自分の気分次第らしいです。不幸なのは、自分が不幸である
という気持ちをもっているから不幸だといいます。それならば、自分が幸せであると
いうメンタルトレーニングを繰り返すことで、幸せを感じる時間が多くなると思いま
す。「幸せだ」「幸せだ」「幸せだ」「幸せだ」「幸せだ」「幸せだ」「幸せだ」「
幸せだ」「幸せだ」と指を折りながら(何回か忘れてしまうので)、毎日、自分に言
い聞かせてみましょう。
幸せである理由などなくても、幸せを感じるトレーニングです。

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