金言−838:この人のおかげ

来週は自分なりに大きな恒例イベントがやってきます。
自分がいまだ現役で仕事ができるのはこの人のおかげという、元上司にまつわる恒
例のイベントがあります。30代の頃、この人の部下として10年苦労しました。今
風にいえばパワハラ長時間勤務で心身ともに体調不良が発生しかねない環境でした
。でも部内でだれひとり脱落することも体調を壊すこともありませんでした。スト
レス・過労で帯状疱疹や頭痛・耳鳴りなどの不具合はいっときありました。今思え
ば、構成員に危ない兆しを感じたら早目にグループ企業に移籍させて部内から故障
者をださないようにしていたのかもしれません。

この劣悪な労働環境で生き延びたのは、グループ企業本社のトップ集団に加わって
いて、やりがいのある仕事のご褒美として楽しめる達成感と相応の待遇でした。飛
び切り高給ではありませんでしたが、将来のポストとそれに見合う昇給が期待でき
ました。高度経済成長期のことだったので、どの会社も同じような環境だったと思
います。

無事10年務めあげました。10年というのは、その後ヘッドハンターの誘いに乗
っかって転職したからです。オファーがあったのも、10年の修行のおかげであり
、今は起業して10有余年、当時のナレッジの蓄えを切り崩して暮しているのであり
ます。

威儀を正して、感謝の気持ちを表現する恒例イベントであります。

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