金言−410:今度の内閣総理大臣

今回就任した内閣総理大臣は、いままでの人たちと少し違います。

1)国会で選ばれた時
新首相は、出口で議場を退出する同僚議員を待ち受けひとりひとりと握手していま
した。
同じ光景。原宿表参道の在日外国人向けのキリスト教会で、礼拝の後、牧師が玄関
で、礼拝堂を退出する信徒全員に一声かけて見送っていたのを、思い出しました。

2)国連邦人職員との懇親会
新首相がスピーチをする際、職員が会場の後ろに固まっていて、ステージと職員の
間が離れていました。こういう場合私企業のボスは、自分の近くに寄ってくるよう
に声をかけ、従業員を前に移動させてからスピーチを始めます。

ところが、今度の内閣総理大臣は、国連邦人職員が固まっているところに自らが歩
み寄り、彼らとの距離を詰めました。こうなると、職員には逃げ場がありません。
距離を詰められ、新しいリーダーの発しているに違いないオーラに圧倒されてしま
います。

3)学歴
東大工学部、スタンフォード。理工系の政治家。
いままでは、政治家や官僚の大物といえば、東大法学部がお約束でした。
1と0だけの組み合わせで、複雑な意思決定をしてくれるかもしれません。

4)タカラジュンヌ
奥様は元宝塚。公明党にも元タカラジェンヌがいます。この人の情報では、奥様の
現役時代はその他大勢のひとりであったようです。でも今回、元トップスターは比
例区で復活した野党議員、元普通のタカラジェンヌはトップレディーになり、立場
と負う責任の重さが大きく変わりました。

5)期待
国民は新しい酒を選びました。
新しい酒は、新しい皮袋に入れることになっています。
2000年以上前からそういわれています。
新しい与党が霞ヶ関に進入すると、官僚機構が古いままでは破れてしまいます。

今度の内閣総理大臣は、いままでとは違います。
来年の参議院議員選挙まで上昇トレンドを維持してほしいものです。

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