金言−762:原爆投下はパールハーバーで相殺済み

トランプさんは、どうやらアメリカ人の本音を公言することで保守・タカ派や既得
権益を守りたい有権者の支持を得ているような感じがします。現職大統領が広島訪
問しても謝罪しなければいいとか、原爆投下はパールハーバーで相殺するとか。
もし、トランプさんが大統領になると、日本は国際会議の席上で、実は敗戦国とし
て補欠の立場であることを思い知らされます。70年前に米国との戦争で負けて以
来、ポジションは変わっていないのです。日本が台湾や半島を半世紀近く統治した
ことの名残が、いまだに戦争を知らない世代にもなんとなく伝わっているのと似て
います。
ただし、我が国は、敗戦後積極的に親米の教育をしてきたので、原爆を投下したア
メリカに敵意を持つ広島・長崎県民は、米軍基地に持つ沖縄県民の感情より淡いも
ののような気がします。
トランプさんは、日本と付き合うことがアメリカにとってたいして得にはならない
と考えていると思います。どこの国の政権担当者も自国の利益が最優先ですので、
当然です。とにかく、商いではこの20年連敗です。親米も気を抜けば完敗する戦い
にかわりありません。

関連記事

PAGE TOP