金言−702:slowly but surely and exactly

この2~3年、事務処理能力や記憶力の低下が気になっています。
勤め人の頃のように朝7時から夜11時まで働き、同時にたくさんの案件をこなし1日
に複数の重要案件に対して意思決定をするというのは、リスクが高くなりました。
自分なりに最善を尽くしているにもかかわらず、適切でない判断や処理をしてしま
うことが増えてきました。
そこで、重要案件の処理は1日1件に絞りました。
不注意な失敗による回復困難な事故を予防または減災することにしました。
当初1日1件では事業遂行に差障るのではないかと思いましたが、そうでもありませ
ん。判断ミスや不適切な処理の方が、会社存続を危うくする確率が高いのです。消
極的というわけでなく、早めに動き時間をかけて処理すれば、その時その場での最
善の選択ができると考えました。
小さな成功をたくさん積み重ねて、その蓄えをたった一度の失敗でほとんど吐き出
してしまうという、よくあるいつもの「後悔」をしないですむようにとの自分なり
の知恵です。
大企業の歯車は、1日1件では回りませんが、零細企業では、1日1件こなしていけば
、5日で5件となり、かなりの処理件数となります。ゆっくりとしかし粛々と確実に
処理できれば文句ありません。

関連記事

PAGE TOP