サブスクリプション型の消費

車は所有するモノから移動中に使用するモノに代わっていくのでしょう。
カーレンタル、カーリース、カーシェアと、昨今はマイカーを所有することでステータスを表現できるモノとしての存在感が希薄になっています。モノを必要に応じて利用する消費スタイルが定着しつつあるということです。

トヨタは車所有離れに対抗して、一定額を払えば車を乗り換え利用ができるサービスを発表しました。ユーザが車を所有するというこだわりから解放されると、移動中に使用するモノとして割り切ることができそうです。買った時点から消費財としての車は時価が下がっていきます。それなら取得額と時価または売却額の差額を継続課金と考えサブスクリプション型の消費に乗り換えればいいわけです。

ふと我が家のお墓が浮かびました。祖父の時代に家業が行き詰まり横浜に夜逃げ同然に移住して以来100年を越えました。墓も100年を越えていますが、所有はしていません。お寺さんに毎年彼岸に保守管理料を払っています。墓地は寺が所有し檀家はお墓の土地を借りています。保守管理料支払いが止まり、連絡先が不明になると、一定期間の告知のあと、更地になり、別の墓が建ちます。
我が家での所有から利用の消費スタイルは100年以上前から導入されています。

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