大量生産大量消費的な大食い

あるバラエティ番組で、合コンで大学生の男子が大食いの3人の女性の食べっぷりに驚かされるというドッキリが見ました。
2500円のうな重を女子3人がそれぞれ1度に5人前を注文し、それを3回繰り返して完食しました。
箸ではなくレードルのような大きなスプーンで一度に大量に吞み込んでいきます。食べるというよりは、くら寿司の回転レーン下の投入口に空き皿を投げ込んでいくような感じです。
本人たちがそういって食べているのですから、間違いではないのですが、だいたい口にいれた瞬間においしいといい、15人前をおいしいおいしいといって大量に呑み込んでいくのはいかがなものかと、この手の大食いのお笑い番組を目にするたびに感じます。そう思いながら、たまたま見た時は終いまで見てしまいます。自分にはできないことですから、どこまでできるかつい見てしまいます。

自分なりの経験では、最初に起業した会社で、仲間のSEが大食漢でした。
初年度まだ案件がクローズしない上半期期、資本金でランニングコストを賄っている頃のことです。クライアントとの食事をともなう打ち合わせで、クライアントよりもたくさん、気持ちよく飲み食いしていたSEをたしなめたことがありました。表向きは、自分たちは飲食を控えてクライアントに飲食をすすめるようおもてなしをしなさいという教育的指導です。
どうせ会社の接待・会議費ですから、取引先接待に便乗して飲食を楽しむというのは、勤め人の常識的な感覚です。接待・会議費が勤め先のPL、キャッシュフローに影響を及ぼすなんて考えることはありません。経営者と従業員の意識のずれがここにもあります。飲食で使った分の10倍の売上を上げないと、元を取れないと経営者は考えますが、営業パーソンは種をまかなければ収穫は無いとお約束の反論をします。
そんなこんなで、大量生産大量消費的な大食いは、限りある環境下でいかがなものかと考えます。

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